...身を揉(も)んで膝(ひざ)で支えて...
泉鏡花 「悪獣篇」
...はっとして大あわてにノートをひざの上にのせた...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...……」「膝栗毛(ひざくりげ)だろう...
太宰治 「グッド・バイ」
...何か胸がむず痒(がゆ)いような感じで膝(ひざ)のうえで雑誌をめくったりしていたが...
徳田秋声 「縮図」
...既に帰仕度をしかけた木村の膝(ひざ)によりかかってその手を握った...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...両膝(りょうひざ)を畳の上につく...
永井荷風 「ひかげの花」
...私は大地に跪(ひざまづ)いて土に接吻したかつた...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...わずかに膝(ひざ)を容(い)るるの席を見出して...
夏目漱石 「草枕」
...彼等(かれら)は自然(しぜん)が彼等(かれら)の前(まへ)にもたらした恐(おそ)るべき復讐(ふくしう)の下(もと)に戰(をのゝ)きながら跪(ひざま)づいた...
夏目漱石 「門」
...膝(ひざ)っ小僧なんか撫(な)で廻すんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう一人のほうは開けたストーブの焚(た)き口の前にひざまずいて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...安心した※お勢が誤まッて茶を膝(ひざ)に滴(こぼ)したので有ッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...雪のなかに片ひざをつき...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...少し左の膝(ひざ)を悪くしました...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...男は自分の膝(ひざ)の所へ引き据えて...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...片方の膝(ひざ)を女のみぞおちの上へ当てた...
山本周五郎 「風流太平記」
...階下に跪(ひざまず)いた一人の女の祈念へ...
吉川英治 「剣難女難」
...お旗本の衆が来てすぐひざまずいた...
吉川英治 「茶漬三略」
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