...それから又樋口(ひぐち)さんといふ門構への医者を覚えてゐる...
芥川龍之介 「本所両国」
...丈五郎は今では樋口家(ひぐちけ)の主(あるじ)だけれど...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...樋口苦安(ひぐちくあん)だの...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...ここは樋口(ひぐち)と云う所で...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...プツリと鯉口(こひぐち)を切つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逃げ腰乍ら一刀の鯉口(こひぐち)を切ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刀の鯉口(こひぐち)を切つて平次の前に立はだかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一刀の鯉口(こひぐち)をきつて詰め寄るのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...額口(ひたひぐち)の汗などを拭いてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その代り鞘の全體――わけても鯉口(こひぐち)のあたりの朴(ほう)の木が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隣の部屋へ引つ返して鎧通しの鞘(さや)の鯉口(こひぐち)まで拭つて置いた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「さあ!樋口一葉(ひぐちいちよう)という人が...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...父君は樋口則義(ひぐちのりよし)...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...家老の樋口(ひぐち)門左衛門がそれを伝え...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...そのうちに樋口(ひぐち)藤九郎という者がふと声をひそめながら...
山本周五郎 「日本婦道記」
...樋口三郎兵衛(ひぐちさぶろうべえ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...火口(ひぐち)を屹(きっ)と覗いた若者...
吉川英治 「増長天王」
...樋口兼光(ひぐちかねみつ)を...
吉川英治 「源頼朝」
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