...自ら気をひきたてて...
海野十三 「火星兵団」
...このたくましい若者たちの威勢のよい話にひきたてられて...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...それをひきたてるべく...
種田山頭火 「一草庵日記」
...ともすれば滅入りこむ気分をひきたてて...
種田山頭火 「其中日記」
...伺ったの」ひきたてるようにして...
久生十蘭 「あなたも私も」
...頭をひきたてようとすると...
久生十蘭 「川波」
...ぶらつこうッてばねえ」と手をとってひきたてた...
久生十蘭 「湖畔」
...君は知らなかったの」「知らなかった」阪井のクローデアス王の王座は独白(せりふ)をひきたてる関係で客席に近い前舞台の端にあり...
久生十蘭 「ハムレット」
...こんなところで見つかっては僕は弱りますから」私は明日の朝警官にひきたてられて動物園を出てゆく自分の姿を想像して額から脂汗がにじみ出た...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...家来がだまってひきたてていきました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...兄がモカという上等の豆を食品屋で焙(い)ってもらって宅で先程砕(つぶ)しましたのですから焙りたてのひきたてでございます...
村井弦斎 「食道楽」
...気をひきたてるのでした...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...――気をひきたててやろうと思い...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...父も兄もつとめて気をひきたてるように話しかけ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...熊造のひきたてもあったろうけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...誰もひきたてて呉れる者がない...
山本周五郎 「百足ちがい」
...玄四郎をひきたてる接待ぶりはみごとなものであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ぜんたいの美貌をさらにひきたてているが...
山本周五郎 「山彦乙女」
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