...ひからびた百足(むかで)その他...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...田舎の料理屋の酌婦と云ふやうなひからびた頬骨の出た顔に...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...またはこちこちにひからびた人間になっているか...
梅崎春生 「桜島」
...彼の痩せひからびた胸をワクワクさせる様であります...
太宰治 「おしゃれ童子」
...あらゆる尊敬すべききまじめなひからびた職業者はそうである...
寺田寅彦 「柿の種」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...この知力のひからびた潰瘍(かいよう)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ひからびたパンの外皮が戸棚の上の塵(ちり)の中にかびかかっているのを見つけて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...赤ちやけた花崗岩の細末が鮫の皮みたいにかたまつてるところへひからびた小松がかつかつにへばりついて...
中勘助 「銀の匙」
...ひからびた草の葉つぱがしなしなとほそくうごいて居る...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...ひからびた日向の草をみつめてゐる...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...こんな比較はどうだろうか! ひからびた心臓...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...苦くひからびた一片の食物である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...二三の花はまだ彼等の花のデリケエトな氣泡(bulles)を葵色(モオヴ)の高い枝付燭臺のやうに噴出(effusaient)させてゐたけれど、つい一週間前まではその香ばしい泡(mousse)が逆卷いてゐた(dferlait)それ等の葉の多くの茂みの中では、空虚(うつろ)な、ひからびた、香りのない泡(cume)が、ちぢまり、黒ずみながら、萎んでゐた...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...彼女は老いた社会のひからびた陰唇を押しひろげて...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...「みかど……」ひからびた声が...
吉川英治 「私本太平記」
...ひからびた両軍の武者吠えはやまず...
吉川英治 「私本太平記」
...時にはひからびた額に刻まれた険悪な皺や...
渡辺温 「絵姿」
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