...五代目白猿(はくゑん)に贔屓(ひいき)にされ...
饗庭篁村 「隅田の春」
...赤木は昔から李太白(りたいはく)が贔屓(ひいき)で...
芥川龍之介 「田端日記」
...大(だい)の御(ご)ひいき者(もの)でした...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...ラテン語のひいきではなかろうと信じる」...
戸坂潤 「読書法」
...あるいは某夫人の贔屓(ひいき)の女のために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...贔屓(ひいき)にして――墓は...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...拙者が贔屓(ひいき)してやるからここへ来いと言え」お松は今日の忙しさに加勢に頼まれて来ていたのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...御贔屓(ごひいき)に有難う存じます...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし単に夫を贔負(ひいき)にしてくれるという事が...
夏目漱石 「明暗」
...天魔太郎のひいきになっておりました...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...叔父の安兵衞が贔屓(ひいき)にするのも無理のない男でございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...政府の処置よろしからずして罪人を贔屓(ひいき)するなどのことあらば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...いく久しく御贔屓(ごひいき)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...何か一枚御贔屓様(ごひいきさま)を」と云った...
森鴎外 「雁」
...勇敢な戦闘員であったとはいくらひいき目に見ても思われない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...岡さまはその当時から贔負(ひいき)にしていたが...
山本周五郎 「風流太平記」
...手前共の処を大層御贔屓(ごひいき)下さいまして...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...贔屓(ひいき)のひき倒しというやつでござるの』『それそれ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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