...歯はみがかず鬚は生えっぱなし...
石川欣一 「可愛い山」
...小さい店は依然あけっぱなしであり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...大きな口をあけっぱなしにして驚いている...
海野十三 「恐竜島」
...破(やぶ)れござが敷きっぱなしになっているだけで...
海野十三 「少年探偵長」
...バラックのような四方開けっぱなしの建物を二つにしきって...
大杉栄 「日本脱出記」
...……ローザの容赦ない眼に映じたザビーネは、怠惰で、やりっぱなしで、利己的で、だれにも構わず、家のことも子供のこともまた何にも気を止めず、自分の身だけをかわいがり、生きてるのもただ、眠ったりぶらついたりなんにもしないでいるためばかりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...開けっぱなしにされた障子のあいだに荒れ草の野原が一つの背景となって舞台をつくっている...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...依然として枕許(まくらもと)の台の上へ置きっぱなしで...
中里介山 「大菩薩峠」
...半紙四つ折りの日記帳が開(あ)けっぱなしになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...その置きっぱなしにされた白い...
中里介山 「大菩薩峠」
...一晩ぢゆうかけつぱなしの扇風機が動力が弱いせゐか空罐を引きずるやうな音をたてて鈍くまはつてゐた...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...床も敷きつぱなしでせうね...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...髪をやりっぱなしにし...
久生十蘭 「あなたも私も」
...米作りの仕事もやりっぱなしになり...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...あけッぱなしになっていて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...年がら年じゅう花が赤く黄色く開きぱなしの自然の中では...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...各係りの机の上低く朝から電燈がつけっぱなしになっていた...
矢田津世子 「茶粥の記」
...ジノーヴィー・ボリースィチはあけっぱなしの小窓めがけて突進した...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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