...ぱちぱちと火は燃えて部屋じゅうが真赤に照りかがやき...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...彼は計器のスイッチをぱちぱちと切りかえて...
海野十三 「宇宙戦隊」
...めらめらぱちぱちと...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...目をぱちぱち開閉したわけではありませんわ」「もちろん...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...そしてしきりに目をぱちぱちして...
海野十三 「金属人間」
...目をぱちぱちやっていた刑事の一人が...
海野十三 「四次元漂流」
...お蘭に抱かれて眼をぱちぱちさせて二人の顔を気の毒そうに眺める...
太宰治 「新釈諸国噺」
...やたらに大福帳をめくって意味も無く算盤(そろばん)をぱちぱちやって...
太宰治 「新釈諸国噺」
...貞之助と三人の姉妹とは応接間の煖炉(だんろ)にぱちぱちはねる薪(まき)の音を聞きながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...木山は連(しき)りに算盤(そろばん)をぱちぱちやりながら...
徳田秋声 「のらもの」
...くるくる目をぱちぱちさせて...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...たった一人の友達さえ肝心(かんじん)のところで無残(むざん)の手をぱちぱち敲(たた)く...
夏目漱石 「野分」
...ぱちぱちと手が鳴ると熱病の人が夢から醒(さ)めたように我に帰る...
夏目漱石 「野分」
...無理ですが略しましょう」「それがよかろう」と迷亭が妙なところで手をぱちぱちと叩く...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ポカーンと擂粉木が団子に中(あた)るや否やわー、ぱちぱちぱちと、わめく、手を拍(う)つ、やれやれと云う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ぱちぱち樹皮が燃えあがる...
林芙美子 「或る女」
...竹に火がついたやうに熾にぱちぱちと彈けてゐる...
林芙美子 「風媒」
...ぱちぱち見まわした...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索