...ぱちぱちと火は燃えて部屋じゅうが真赤に照りかがやき...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...仔細(しさい)らしく啣(くは)へ筆(ふで)で算盤をぱちぱちやり出しやがつた...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...目をぱちぱちなんか...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「すずの兵隊さん」
...ぱちぱちと瞬(またた)いた...
泉鏡花 「縁結び」
...貞之助と三人の姉妹とは応接間の煖炉(だんろ)にぱちぱちはねる薪(まき)の音を聞きながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ぱちぱち音させていたが...
直木三十五 「南国太平記」
...目ばかりぱちぱちさせている...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...たった一人の友達さえ肝心(かんじん)のところで無残(むざん)の手をぱちぱち敲(たた)く...
夏目漱石 「野分」
...竹と象牙がぱちぱち触れて鳴るばかりで...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ぼうやは 目を ぱちぱち させて...
新美南吉 「ひよりげた」
...ぱちぱちと火の爆(は)ぜる音を聞くと...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...七輪の生木がぱちぱちと弾けて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...その一つきりの眼をぱちぱちさせていた...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...ぱちぱち音をたてて燃えている丸太のそばへ肘掛椅子(ひじかけいす)をひきよせて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...ただ林の濶(ひろ)い木の葉(は)がぱちぱち鳴っている〔以下原稿数枚?なし〕入れを右手でつかんで立っていました...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...ぱちぱち鳴るんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...腹をこすってからちょっと眼をぱちぱちさせて「小しゃくなことを言うまいぞ...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...ぱちぱちいふ音が...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
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