...その中(うち)に婆やが畳の上に握っていた碁石をばらりと撒(ま)くと...
有島武郎 「碁石を呑んだ八っちゃん」
...」と、ばらりと落すと、下褄の端にちらめいて、瞼(まぶた)に颯(さっ)と色を染めた、二十三四が艶(えん)なる哉(かな)...
泉鏡花 「浮舟」
...ばらりの調子で声と指を合わせたと...
泉鏡花 「薄紅梅」
...ふっさりとした銀杏返(いちょうがえし)が耳許(みみもと)へばらりと乱れて...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...髪をばらりと振(ふ)って...
泉鏡花 「縁結び」
...目鼻立ちのばらりとした...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...白い繃帯が、ばらりととけて、ひらひらと肩にまつわる...
海野十三 「火星兵団」
...海原力三(うなばらりきぞう)は無罪となり...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...ばらりと現れ出たのは...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ばらりと縁側に撒いてやる...
太宰治 「お伽草紙」
...ばらりと落ち散る事がある...
太宰治 「散華」
...ばらりばらりと金を投げ捨て...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ばらりとした眉毛...
近松秋江 「黒髪」
...ちょうどこんなすがすがしい初夏の宵にふさわしいばらりとした顔であった...
近松秋江 「黒髪」
...席亭(せきてい)に出ても鉢巻のようなものをして自慢の髪を――ある折はばらりと肩ぐらいで切っている事もあった...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...頃合いを計って樹上からばらりと投げたのは蜘蛛手取りの縄羂(なわわな)新九郎の頭からかぶせてグッと手繰(たぐ)ったので...
吉川英治 「剣難女難」
...咄嗟(とっさ)に裃(かみしも)の前をばらりッと刎ねて...
吉川英治 「剣難女難」
...鬢(びん)の毛はばらりと顔にちらかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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