...清逸はややともすると読みかけている書物をばたっと取り落して眼がさめたりした...
有島武郎 「星座」
...上手に使えばたっといものですが...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...馬屋のうしろの方で何かの戸がばたっと倒(たお)れ馬はぶるるっと鼻を鳴らしました...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...仕掛けの戸がばたっと落ちる...
山本周五郎 「青べか物語」
...ばたっと手足を投げだした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...さしもの徳も力尽きたか矢にあたったか、ばたっと仆れた...
吉川英治 「三国志」
...ばたっと畳へ投げ出されたが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「ウーム……」さしもの四郎も、二つ三つ、足をよろめかせたまま、ばたっと、そこへ昏倒してしまった...
吉川英治 「親鸞」
...賊の頭目はばたばたっと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ばたばたっと駈けて来る跫音(あしおと)がした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「おおう! ……先生ッ」「武蔵どの」ばたばたっと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ばたばたっと一人も余さず...
吉川英治 「無宿人国記」
...すぐばたばたっと附近から雁(がん)のように立った跫音を...
吉川英治 「無宿人国記」
...兄様が!」ばたばたっと家の中へ...
吉川英治 「無宿人国記」
...――その時、表へ出て行ったお次が、あれっと、悲鳴をあげて、ばたばたっと、逃げ惑(まど)うような跫音(あしおと)を立てた...
吉川英治 「山浦清麿」
...今――ばたばたっと夕闇を蹌(よろ)めくように駈けて来た旅の浪人者があった...
吉川英治 「夕顔の門」
...ばたっと仆(たお)れたかと思うと...
吉川英治 「夕顔の門」
...ばたばたばたっと...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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