例文・使い方一覧でみる「ばしっ」の意味
スポンサーリンク...内へはいればしっきりなく電話のベルが鳴っている... 
芥川龍之介 「妖婆」
...気違いのような絶叫がほとばしった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...すばしっこいやつです...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...すばしっこくなったのか...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...その口から叫び声がほとばしった...
江戸川乱歩 「影男」
...野呂君は、少年探偵団員のなかでも、いちばんおくびょうものですが、すばしっこくて、ちゃめで、みんなを笑わせることがうまいので、人気者です...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...なんというすばしっこい怪物でしょう...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...顔はまっかにもえて、目が血ばしって、もちまえの癇癖をこらえてうなりながら、さっきからじいっとくちびるをかんで盤面をにらみつけているのです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...武男が書をばしっかとふところに収め...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...涙の泉が新たにほとばしってきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...青いペンキ塗りの通用門が勢いよく群れた肩に押されると敏活なカメレオン達は職工達の血と油で色どられた清算簿をかかえて雪夜の狐のようにランチへ飛び乗って行ってしまう表情の歪んだ固い職工達の顔から怒りの涙がほとばしってプチプチ音をたてているではないか逃げたランチは投網（とあみ）のように拡がった巡警の船に横切られてしまうとさてもこの小さな島の群れた職工達と逃げたランチの間は只一筋の白い水煙に消されてしまう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...才ばしったきれいな額に二本の皺（しわ）を立て...
本庄陸男 「石狩川」
...敏捷（すばしっ）こく動く眼と...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...が不気味なひびき――銃口から赤い火がパッとほとばしって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...血がほとばしってついているのであった...
宮本百合子 「刻々」
...俗ににがみばしったといわれる...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...将士の血ばしった眼は...
吉川英治 「茶漬三略」
...血ばしっている眼...
吉川英治 「宮本武蔵」
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