...老僕の傍には盛(さかり)をすぎた一匹の獵犬(ポインター)と名だたるバンタム...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...あの行衛(ゆくえ)知れずになった犬というはポインターとブルテリヤの醜い処を搗交(つきま)ぜたような下等雑種であって...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...まずポインター種の猟犬が化けたような上品な婦人だった...
海野十三 「三人の双生児」
...ポインタア系の雑種の犬が一匹...
谷崎潤一郎 「細雪」
...このポインタアの雑種は...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...七年ほど前からポインター種の犬を飼っている...
寺田寅彦 「柿の種」
...今一疋デカと云うポインタァ種(しゅ)の牡犬(おいぬ)が居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ある夜先家主(せんやぬし)の大工がポインタァ種の小犬を一疋抱いて来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...美しいポインタァ種の黒犬で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その中で、ポインタア種の、栗色をしたとてもすごいのがいて、子供たちはみんなこれをチョコといってこわがっていました...
林芙美子 「お父さん」
...ポインターだのプードルだのという犬を飼って...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...大きい年寄つたポインタ種の犬がその逞(たく)ましい頭を休めてをり――も一人の前掛には黒猫が蔽はれてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...父の愛してゐた老ポインタ種のカルロを連れては...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ポインタア種の白い犬ですが……この間...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...外(ほか)には英国種のポインタアの年をとってよぼよぼしているのがいた...
水上滝太郎 「九月一日」
...三頭は毛の短かいポインターで...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...つづいて三頭の短毛のポインターが参り...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...どこからか迷い込んで来たポインター雑種の赤犬を一匹...
夢野久作 「冗談に殺す」
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