...隨(したが)つて世界(せかい)の各國(かくこく)は其(その)民族(みんぞく)の差異(さい)に應(おう)じて化物(ばけもの)が異(ことな)つて居(ゐ)る...
伊東忠太 「妖怪研究」
...日本(にほん)の神話(しんわ)は化物(ばけもの)の傳説(でんせつ)が甚(はなは)だ少(すくな)い...
伊東忠太 「妖怪研究」
...神聖(しんせい)なる史詩(しし)ラーマーヤナ等(とう)には化物(ばけもの)が澤山(たくさん)出(で)て來(く)る...
伊東忠太 「妖怪研究」
...みょうちきりんなタコのばけものみたいな動物が...
海野十三 「海底大陸」
...ばけものです...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...さっきみたいな不思議な消えかたをするばけものですからね...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...金色のトラのばけもの...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...西の京にばけもの栖(すみ)て久しく荒れはてたる家ありけりいまそのさたなくて春雨や人住て煙壁を洩る蕪村(ぶそん)この句意は前置がありますから説明をしなくっても判るでしょうけれども例によって簡単に申します...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...「ばけもの!」太宰は右の頬を殴られた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...海坊主(うみぼうず)の化物(ばけもの)のような風をして...
夏目漱石 「道草」
...生霊とか死霊とか種々(いろいろ)な怪物(ばけもの)に就(つい)ては度々(たびたび)前に話をしたり書いたりしたから改めて申すまでも無かろうから今度は少し変った筋の話をする事にする...
平井金三 「大きな怪物」
...わが国に古くミヅチなる水の怪(ばけもの)あり...
南方熊楠 「十二支考」
...ばけものは大(おお)きいんだよ...
宮沢賢治 「いちょうの実」
...いままでばけもののやうに...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...某(それ)の年に此井の畔(ほとり)に夜々(よな/\)怪物(ばけもの)が出ると云ふ噂が立つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いまではちっぽけな化物(ばけもの)です...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...見えない妖霊(ばけもの)へひとりで強がっているようで...
吉川英治 「松のや露八」
...侏儒(こびと)の妖怪(ばけもの)よりゃあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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