...ふたたびばくばくたるエンジンの音がきこえだし...
海野十三 「怪塔王」
...ばくばくたる水田で人家といってはありませんでした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...何だかばくばくしてゐたが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...残るは漠々(ばくばく)たる塵(ちり)のみ...
夏目漱石 「薤露行」
...人間白日醒猶睡 人間は白日に醒(さ)むるも猶(なお)睡(ねむ)るがごとく老子山中睡却醒老子(ろうし)は山中に睡るも却(かえ)って醒めたり醒睡両非還両是醒睡(せいすい)両(ふた)つながら非還(また)両つながら是(ぜ)溪雲漠漠水冷冷溪雲(けいうん)漠漠(ばくばく)たり 水冷冷(れいれい)たり自警録終...
新渡戸稲造 「自警録」
...汚水のような寞々(ばくばく)とした静かさになった...
林芙美子 「新版 放浪記」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
...ばくばく口をあいているのも知らずに...
吉川英治 「脚」
...漠々(ばくばく)と馬けむりが近づいて来た...
吉川英治 「上杉謙信」
...漠々(ばくばく)の人馬一陣...
吉川英治 「三国志」
...はや莫々(ばくばく)たる砂塵一陣...
吉川英治 「三国志」
...漠々(ばくばく)の戦塵はここに揚り...
吉川英治 「三国志」
...ばくばくたる土ぼこりで...
吉川英治 「私本太平記」
...漠々(ばくばく)と...
吉川英治 「私本太平記」
...すると漠々(ばくばく)たる雲の海から...
吉川英治 「神州天馬侠」
...漠々(ばくばく)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...戦塵漠々(せんじんばくばく)と乱軍の中を馳(か)け廻って味方をなやまし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...飯盛山から猪苗代湖へ急ぐぼくら二台の車も、ばくばくと、ほこりをかぶりあって行く...
吉川英治 「随筆 新平家」
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