...」「ばか者、露地の掃除はそんなふうにするものではない...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...「このばか者、よく見るのだよ、お前さんの好きな野狐を見せてやる」それは主婦の声であった...
田中貢太郎 「蟇の血」
...今にばか者がやって来て...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...どうするんだ!……ばか者! 僕は君を一生涯(しょうがい)許してやらないぞ!……」ジョルジュは狂人のように笑っていたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もしばか者だったとしたところで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私はばか者で、一向理屈はわかりません...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかも、年若い者の心を観察したことのある人は了解するであろうが、あの槍騎兵(そうきへい)、将校、ばか者、従兄(いとこ)のテオデュールは彼の精神に何らの陰影をも残さなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...たとえ英雄であろうとばか者であろうと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...我々は我々が一人のばか者にすぎないことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――きさまのようなばか者にはわかるまいが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...兵庫介は泣いていた、「ばかなことをした、おれはばか者だ、ゆるしてくれ野中」「歩けるか」又五郎は彼を支えながら立たせた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「このばか者、落馬ではない、二ノ矢を避けるために下馬(げば)したのだ」――矢ではございませんか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「ばか者っ、進め! 帝の御車を追うんだっ...
吉川英治 「三国志」
...「ばか者っ...
吉川英治 「三国志」
...馬謖(ばしょく)のばか者」と...
吉川英治 「三国志」
...「ばか者っ」と、日吉はふいに、人ごみの中でどなられた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ばか者ッ」と、そんな時、加山耀蔵は思わず腹の底から呶鳴りつけた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...貴様はどうしてそんなばか者になったのだ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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