例文・使い方一覧でみる「ばかばやし」の意味
スポンサーリンク...本所七不思議（ほんじょななふしぎ）の一つに当る狸（たぬき）の莫迦囃子（ばかばやし）と云うものはこの藪の中から聞えるらしい... 
芥川龍之介 「少年」
...現に夜学に通う途中「お竹倉」の向うにばかばやしを聞き...
芥川龍之介 「本所両国」
...山門の上には馬鹿囃（ばかばやし）の音が聞えて...
徳田秋声 「あらくれ」
...女髪結（おんなかみゆい）の亭主で大工の本職を放擲（うっちゃ）って馬鹿囃子（ばかばやし）の笛ばかり吹いている男であった...
永井荷風 「伝通院」
...馬鹿囃子（ばかばやし）にひょっとこの踊または判（はん）じ物（もの）見たような奉納の絵馬の拙（つたな）い絵を見るのと同じようにいつも限りなく私の心を慰める...
永井荷風 「日和下駄」
...馬鹿囃子（ばかばやし）をする連中であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿囃子（ばかばやし）が当りに当ったものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで道庵が兄哥連（あにいれん）を狩催（かりもよお）して馬鹿囃子（ばかばやし）をはじめると...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿囃子（ばかばやし）の一隊を狩集め...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿囃子（ばかばやし）を興行するために特に組み上げた櫓の名残りであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿囃子（ばかばやし）とかいったようなものですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿噺子（ばかばやし）にかけては古今きっての自称大家であることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...それまでは提灯（ちょうちん）であった馬鹿囃子（ばかばやし）の屋台に電燈が点けられたのを見て劃期的に感心した...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...馬鹿囃子（ばかばやし）をお習いなさらないかと勧めた者があってね...
夏目漱石 「三四郎」
...元は三河島の馬鹿囃子（ばかばやし）に入っていたという清吉...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...東京あたりの町中でも深夜の太鼓馬鹿囃子（たいこばかばやし）...
柳田国男 「山の人生」
...または東京でも七不思議の一つに算（かぞ）えた本所の馬鹿囃子（ばかばやし）の類です...
柳田国男 「山の人生」
...汐干船（しおひぶね）の馬鹿囃子（ばかばやし）が聞こえる...
吉川英治 「松のや露八」
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