...そんなばかげたことが……」そのときであった...
海野十三 「海底大陸」
...なんだかばかげたつまらないもののような気がしましたが...
寺田寅彦 「先生への通信」
...ばかげた気持を通りこして...
豊島与志雄 「潮風」
...」ばかげたことで...
豊島与志雄 「白い朝」
...ばかげた話だね、と文学者は簡単にかたづけました...
豊島与志雄 「白い朝」
...根本的にばかげた感じだ...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...何というばかげたことであろう...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...」いかにもばかげたことではあったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「なにをばかげた」お松は...
中里介山 「大菩薩峠」
...じぶんのばかげた考えをうちけした...
新美南吉 「嘘」
...とっぴでばかげた意見として扱われるだろうことを疑わない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...恒藤はばかげた囈語(たわごと)はもう聞いておれんというような様子を露骨に示しながら...
平林初之輔 「五階の窓」
...そうしてうしろへもたれて、両腕をだらりとたらして、圧倒されて、たびたび全身をおののかせながら、かれは愛慕(あいぼ)のきまり文句をささやいた――この場合にはとんでもない、ばかげた、背徳の、あわれむべき、それでいて神聖な、この場合にもなお尊厳な文句を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...誰かのばかげた態度がわたしに警告する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「富や虚飾をわらうことはできませんね」寒藤先生がばかげた声をだして笑い...
山本周五郎 「季節のない街」
...こんなばかげた、夢でも見ているようなことを云うほど深く騙(だま)されたのか、と幹太郎は思った...
山本周五郎 「花も刀も」
...私はこれまでずいぶんばかげた蔭口を聞きました...
山本周五郎 「半之助祝言」
...ばかげた書き方である...
吉川英治 「私本太平記」
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