...日本を放れてはるばるこんなところへ来ている二人組の間に...
海野十三 「暗号音盤事件」
...はるばるフランスから買ってきたものですから...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...海をこえてはるばると...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...はるばるとお召しのぼせになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...はるばる北京からやって来たのだ...
太宰治 「佳日」
...はるばる他の車室から...
谷譲次 「踊る地平線」
...はるばる五十日も旅して来たことをかれ等は繰返した...
田山録弥 「海をわたる」
...かれはあらゆる女に――何うにでも出来る女にも触れずにはるばる旅をして来たのであつた...
田山録弥 「海をわたる」
...ポルトガルの宣教師たちははるばる太平洋を越えて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...いくばくかの田地にすりかえられている自分を発見した彼は父親の血肉と一家のたてなおしを背負って外国に仕事を見つけ海を渡った慣れぬ異国の風は日ならずして彼をたおしたはるばる父がかけつけたとき...
中野鈴子 「一家」
...はるばる出かけてみれば馬関(ばかん)戦争に一敗したところで...
服部之総 「志士と経済」
...はるばる関ヶ原旧怨に帰する論者は...
服部之総 「尊攘戦略史」
...はるばる戻つて来て...
林芙美子 「浮雲」
...はるばるとした気持になる...
久生十蘭 「あなたも私も」
...はるばる敦煌まで出かけて行くくらいのものである...
久生十蘭 「新西遊記」
...はるばるとこの荒々しいバルカンの風土の中にやって来る途中の灼けつくような物思い...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...俺がはるばる来たって言うのに……」モートンがあごを引いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...それをはるばる厳島まで行って参籠し...
吉川英治 「随筆 新平家」
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