...栄介ははらはらして...
梅崎春生 「狂い凧」
...はらはらしています...
太宰治 「新ハムレット」
...絶えずはらはらして...
太宰治 「正義と微笑」
...乳母の後へ行つた自分もどうすることも出来ないのではらはらして立つてゐた...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...(間)テレーギン (はらはらして)御前さま...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...はらはらしていた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...ややあつて夢ごこちに泳ぐやうな手つきをしながらひと言づつきれぎれに語りだしたときには私は心配と同情とにはらはらしてまともに顔を見ることさへし得なかつた...
中勘助 「銀の匙」
...はらはらしているのに...
永井隆 「この子を残して」
...医者もはらはらして...
永井隆 「この子を残して」
...はらはらして見てゐたが...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...はらはらしてお前たちのそんな子供らしいはしゃぎ方を見ているよりしようがなかった...
堀辰雄 「菜穂子」
...一人ではらはらしてゐた...
水野仙子 「四十餘日」
...さっきからはらはらしていたが...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...仙人と一緒にいるものは絶えずはらはらして生きていかねばならぬのだ...
横光利一 「機械」
...将軍家にもどうか御放念願いたいものです」そばではらはらしていた義通は...
吉川英治 「江戸三国志」
...これが「血(ち)をみるなかれ」――刃傷禁断(にんじょうきんだん)の御岳(みたけ)の神前(しんぜん)でなければ、こんな雑魚(ざこ)どもに、かってな熱(ねつ)をふかせておくのではないが――と四人もジリジリ思ったろうし、はらはらして、そばにいた竹童(ちくどう)も、歯(は)ぎしりをかんで、ながめていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それには時々はらはらして...
吉川英治 「新書太閤記」
...側にいてはらはらしている者もあったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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