...その諸国はみな同一に富強なるべき理なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...へびはみんなでかま首を立ててぞろぞろとむかって来ました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...相手の者はみな彼の前に縮みあがってしまいました」それがすべて事実であることは...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その時の入学試験はみごと失敗に終わってしまった...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...いやしくもこの一節を熟読せばわが維新改革歴史の難題はみな刃を迎えて解くべきなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「それらの憐(あわ)れむべき連中はみな...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お絹はみんな聞いてしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...「諸宗の祖師はみんな極楽に生れている」或時聖光房...
中里介山 「法然行伝」
...汽船は荷物を主にして居るのだから客少くして我々はみじめである...
長塚節 「對州嚴原港にて」
...主客はみんな声を出(だ)して笑つた...
夏目漱石 「それから」
...間もなく船中の灯はみんな點けられ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つまり生物はみな同じだ...
牧野富太郎 「植物知識」
...緋鯉が跳ねたのだろう大きな渦巻が重なり合ってはみだれていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...人はみな、彼のブルートゥスに注いだ大きな愛はそこから生じたのだと信じている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「この人たちはみんなきっと唖(おし)に違いない...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...六文字はみだれていない...
吉川英治 「御鷹」
...これに当るはみずから死を求めるのみ...
吉川英治 「三国志」
...大蔵(おおくら)の足利屋敷ではみな...
吉川英治 「私本太平記」
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