...しばし見とれてぼんやりせしが稍ありて心づき茶菓もてこんとていでゆくを見おくりながら...
田澤稲舟 「五大堂」
...あくる日無事にせきがはらまでお見おくりなされましたとやら...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...おくがたもそこまでおみおくりなされましたが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...年よりもまた若者たちを見おくりながら...
壺井栄 「二十四の瞳」
...二人は空にのこる夕日の光をあびてたをたをと羽ばたいてゆく五位のむれを見おくりながら夕やけこやけをうたふ...
中勘助 「銀の匙」
...余は其風情ある後姿を見おくりながらかういふ閑寂の境地に豆や稗を作つて居る百姓は幸であると思つた...
長塚節 「松蟲草」
...その後を見おくりながらニヤリと笑い...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...宙を飛んで草むらへかくれたり――振り返つては手まねぎをおくりながら跳び交ふのを眺めると...
牧野信一 「タンタレスの春」
...新鮮な空気をおくりながら...
宮本百合子 「鬼畜の言葉」
...和助はそのうしろ姿を見おくりながら...
山本周五郎 「追いついた夢」
...敬侯(けいこう)と諡(おくりな)してやれ」それきり何もいわなかった...
吉川英治 「三国志」
...故曹操にはまた「太祖(たいそ)武徳皇帝」と諡(おくりな)された...
吉川英治 「三国志」
...昭烈(しょうれつ)皇帝と諡(おくりな)した...
吉川英治 「三国志」
...また曹丕に文帝と諡(おくりな)し...
吉川英治 「三国志」
...彼は何を怨んで魏に弓を引く心になったと卿らは考えるのか」「それはすでに太祖(たいそ)武帝(曹操の諡(おくりな))が疾(と)く観破して仰せられていたことです...
吉川英治 「三国志」
...順平侯と諡(おくりな)し...
吉川英治 「三国志」
...武烈(ぶれつ)皇帝と諡(おくりな)して...
吉川英治 「三国志」
...ふたりの僧(そう)は見おくりながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
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