例文・使い方一覧でみる「はば」の意味
スポンサーリンク...格子戸を憚（はばか）って... 
泉鏡花 「婦系図」
...筏はばらばらになりそうだ...
海野十三 「恐竜島」
...幅（はば）が二分（ぶ）おありになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...なかについて藤吉郎どのはばつぐんの功をおたてなされ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...この問題を確的（はっきり）眼の前に描（えが）いて明らかにそれを眺（なが）める事を憚（はば）かった...
夏目漱石 「門」
...いはば落ちぶれきつた人間になつてゐるのだ...
林芙美子 「浮雲」
...君のくだらない訴えの代弁者としてこんな子供みたいな人までつれてくることをちっともはばからないんだからね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...否（い）や然（し）からず舊（むかし）をいはば三千石（ごく）の末流（まつりう）なりといふ...
一葉女史 「たま※［＃「ころもへん＋攀」、U+897B］」
...国のためとあれば荊（いばら）に坐し胆（たん）を嘗（な）むるも憚（はばか）らざるは人情の常なり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...日の暮れるのも知らぬといふほどの云はば...
牧野信一 「歌へる日まで」
...両手をならべたくらいはばがあった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それは範疇内容がいはば第二次の内容であるに對し...
三木清 「歴史哲學」
...暢気（のんき）な者はばかばかしく暢気だし...
山本周五郎 「いさましい話」
...紫式部がそれを憚（はばか）ったのは...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...憚（はばか）りもない高声でどッと笑った...
吉川英治 「剣難女難」
...数年前のものではありません」「変ったと申すのか」「申すは憚（はばか）りながら...
吉川英治 「私本太平記」
...もう人を憚（はばか）る自制心すらなくなった...
吉川英治 「親鸞」
...わしのその時の捨身を阻（はば）み得なかった...
吉川英治 「茶漬三略」
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