...はね起きると、すばやく倒れた遣戸(やりど)を小盾(こだて)にとって、きょろきょろ、目を左右にくばりながら、すきさえあれば、逃げようとする...
芥川龍之介 「偸盗」
...亭主が氣が附いてはね起きると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「どうした?」義雄もはね起きる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...すぐさまはね起きると...
海野十三 「金属人間」
...放心について森羅万象の美に切りまくられ踏みつけられ、舌を焼いたり、胸を焦がしたり、男ひとり、よろめきつつも、或る夜ふと、かすかにひかる一条の路を見つけた! と思い込んで、はね起きる...
太宰治 「もの思う葦」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...やにわにはね起きると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ぱっとはね起きると...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「キリストのヨルカに召された少年」
...「いけない!」娘はパッとはね起きると...
中里介山 「大菩薩峠」
...はね起きると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...渾身(こんしん)の力をふるって、はね起きると、相手を前後左右に投げ飛ばした...
火野葦平 「花と龍」
...」成瀬は急いではね起きると...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...すぐはね起きるふうだったが...
山本周五郎 「つばくろ」
...はね起きるけはいがし...
山本周五郎 「風流太平記」
...はね起きると垢(あか)に汚れた髪や体の...
山本周五郎 「めおと蝶」
...夢中ではね起きると...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...われ知らずはね起きると...
山本周五郎 「やぶからし」
...はね起きると、またすぐに、胸の辺りをドンと突かれたが、お綱は、うしろへよろけながら、きッと、柳眉(りゅうび)を逆(さか)だてて、「お十夜ッ、何をするんだえ!」ひッ裂くような声で叫ぶ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索