...そこで私達は通常の思想と一部分はなはだしく矛盾するような結果に到着します...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...両側にある二本の色がはなはだしく淡いものもあれば...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...本能の働きには驚くべきものがはなはだしく多くあり...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...物の考え方ははなはだしく変わらなかった...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...わたしの眼にふれた唯一の翻訳はそこをはなはだしく誤訳している――「農場を求めようとするときにはこういうことを...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...けれど想像していた時と事実となった時との感ははなはだしく違った...
田山花袋 「田舎教師」
...錯覚や誇張さらに転訛(てんか)のレンズによってはなはだしくゆがめられた影像からその本体を言い当てなければならない...
寺田寅彦 「怪異考」
...ある科学者はかくのごとき場合にあまりはなはだしく興奮してしばらく心の沈静するまでは筆を取る事さえできなかったという話である...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...またこれによって乳房状積雲(ちぶさじょうせきうん)とはなはだしく似た形態も模倣することができた...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...その人の頭がはなはだしく先入中毒にかかっていない限り...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...メルキオルの放縦はいっそうはなはだしくなっていたし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...イギリス軍はそのためにはなはだしく動揺した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そうして畳といわず襖(ふすま)といわずはなはだしく古びていた...
夏目漱石 「手紙」
...はなはだしく不誠実であった...
蜷川新 「天皇」
...はなはだしく不都合である...
蜷川新 「天皇」
...はなはだしく折れ砕けてあたかもそが上に剛毛(あらげ)を生ぜるがごとく見ゆ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...すなわち三重県の合併はもっともはなはだしく...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...はなはだしく目に乏しい事実まで教えてくれた...
柳田国男 「雪国の春」
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