...余りにはなはだしく水平で細いということの中にあるのであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...利益と正義とははなはだしく異る種類の観点である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...はなはだしく独断的に誤れる仮定に基づいためんどうな数学的理論がひねり出されたりするような現象が起こる...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...その管は当時既にはなはだしく亀裂(きれつ)や割れ目がはいっていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ことに頭部がはなはだしく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...はなはだしく不誠実であった...
蜷川新 「天皇」
...はなはだしく怠られていた...
蜷川新 「天皇」
...足利時代の交通がはなはだしく阻礙(そがい)されたと考えるのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...その辛辣さは警視庁の内部ですらはなはだしく畏怖されるのをもっても知れよう...
久生十蘭 「魔都」
...しかし死亡率は国と環境を異にするにつれはなはだしく異っているから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どんなにはなはだしく僕の俗人気質と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...はなはだしく胸が痛んだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのまままた病床に横たわった御息所ははなはだしく苦しみだした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かえって真の徳義がはなはだしく本来の力を失うからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分までがはなはだしく英雄的な精神を昂(たか)められた...
吉川英治 「三国志」
...一見この観音とはなはだしく異なるように思える...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...それによって古来の祭事がその宗教としての位置をはなはだしく狭められたということは必然の勢いであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...翌年に至って民衆の困窮はますますはなはだしくなった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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