...容子(ようす)もすぐれて溌溂(はつらつ)としていた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...生気溌溂(せいきはつらつ)というか...
海野十三 「宇宙戦隊」
...なんという不思議! 彼女は生れ変ったように溌剌(はつらつ)として舞台の上を踊り狂った...
海野十三 「恐怖の口笛」
...国体論は生気溌溂(はつらつ)たるものであった...
大隈重信 「青年の天下」
...牡鹿(めじか)のような溌刺(はつらつ)さで...
田中英光 「オリンポスの果実」
...五人のうちで最も溌剌(はつらつ)としていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...元気溌溂(はつらつ)たる奇抜さ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっとも元気溌溂(はつらつ)たる人々や実際の政治を支配してる人々でさえそうだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それが衰弱と睡眠のためにけだるく弛緩(しかん)した神経を溌剌(はつらつ)と生気づける...
中勘助 「胆石」
...○わたくしはつらつら過去の生涯を回顧して見ると...
永井荷風 「西瓜」
...その一瞬前までは溌剌(はつらつ)と暴れ廻(まわ)っているに違いない...
中島敦 「悟浄歎異」
...元気はつらつ、何でも来いだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
......
槇村浩 「餅の歌」
...妖艶(ようえん)溌剌(はつらつ)を極めた龍代の女王ぶりに...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...私はつらつらと生れ落ちたわが子を見てゐるうちに...
吉川英治 「折々の記」
...一つの溌剌(はつらつ)として活きた心に触れなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この動きにあの溌剌(はつらつ)とした美しさを与えるのであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...ちょうど水墨画の溌剌(はつらつ)とした筆触が描かれる形象の要求する線ではなくして...
和辻哲郎 「能面の様式」
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