...男が女装しているものとはあの溌溂(はつらつ)たる肉体美から云って信じられない...
海野十三 「赤外線男」
...若き溌溂(はつらつ)たる脳細胞に植継(うえつ)ぎて...
海野十三 「大脳手術」
...国体論は生気溌溂(はつらつ)たるものであった...
大隈重信 「青年の天下」
...生気溌剌(はつらつ)たるもので...
太宰治 「惜別」
...溌剌(はつらつ)としたピアノの音が...
田中英光 「オリンポスの果実」
...持ち前の若々しさや溌剌(はつらつ)さが消えていて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...はつらつとしてたのもしい...
種田山頭火 「其中日記」
...元気溌剌(はつらつ)たる時であって...
豊島与志雄 「死刑囚最後の日解説」
...国貞の作には常に一定の形式ありて布局の変化少くまた溌剌(はつらつ)たる生気に乏し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この曲にはバッハの溌剌(はつらつ)たる信仰と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...溌剌(はつらつ)としてをりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...溌溂(はつらつ)として大きな機運が動いていた...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...探偵のヴァンスも溌剌(はつらつ)としたフラッパー〔おてんば娘〕に好かれそうなタイプでもなければ...
平林初之輔 「ヂユパンの癖とヴァンスの癖」
...元気はつらつ、何でも来いだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...はつらつと泳(およ)いでをり...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...私の方は父ゆずりで溌溂(はつらつ)としているがしんが脆(もろ)い(生理的に)...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この溌溂(はつらつ)たる妹娘はいさい構わず...
山本周五郎 「思い違い物語」
...これはまた溌剌(はつらつ)とした栖方の坂路を降りていく鰐足(わにあし)が...
横光利一 「微笑」
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