...泰助ははったと睨め付け...
泉鏡花 「活人形」
...ひくく地上をはったと見ると...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...はったと睨(にら)んでいたんじゃ...
太宰治 「正義と微笑」
...今しがた寝やはったところよ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...気にかけててくれはったと見えて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ひでよし公をはったとおねめつけなされたそうにござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...武蔵の方をはったと睨んだ...
豊島与志雄 「文学以前」
...芳野山霞(かすみ)の奥は知らねども見ゆる限りは桜なりけり八田知紀(はったとものり)の名歌とか申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...「ヘエー呂昇は男だと思っていたが女だったのですか」と先生は眼をみはったということである...
武者金吉 「地震なまず」
...八田知紀(はったとものり)翁の『霧島山幽界真語(きりしまやまゆうかいしんご)』の終りに...
柳田国男 「山の人生」
...すばやくとんだ栄二の足に眼をみはったとたん...
山本周五郎 「さぶ」
...はったと王必を睨(ね)めつけて...
吉川英治 「三国志」
...はったと翁をにらみつけて...
吉川英治 「私本太平記」
...はったと睨みつけた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...人を蹴飛ばす法があるかッ」「やかましいわいッ」はったと睨んで...
吉川英治 「増長天王」
...はったとわしを睨みつけて...
吉川英治 「茶漬三略」
...落首を書いて辻々にはったとかいう所為(しょい)も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その手を、無自覚に振りあげたせつな、「餓鬼っ」小次郎の眼が、はったと、自分のほうを見た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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