...僕の身体はだらんとしていた...
海野十三 「海底都市」
...死んだ彼の兄の方はだらしない人物らしいが……)帆村は心の中で思ったが...
海野十三 「地獄の使者」
...下瞼(したまぶた)はだらりとたるみ...
海野十三 「脳の中の麗人」
...27はだらの雪のやうに 傷心の夢に刻(きざ)まれた 類のない美貌のばらのはな...
大手拓次 「藍色の蟇」
...あの人はだらしない...
太宰治 「駈込み訴え」
...昨夜の酒はだらしなかつたけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...ウソはだら/\歩く...
種田山頭火 「其中日記」
...路はだらだらと細くその丘の上へと登つて行つてゐた...
田山花袋 「丘の上の家」
...往来の向うはだらだらと南下(みなみさ)がりに蜜柑(みかん)を植えて...
夏目漱石 「草枕」
...着物はだらしなくなってしまい...
新美南吉 「久助君の話」
...汗はだらだらと流れて...
平出修 「夜烏」
...お勢はだらしもなく頭振(かぶ)りを振りながら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...かれはだらけた様子ですわっていたが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
......
三好達治 「一點鐘」
...手はだらりと冷たく凍えあがったように垂れていた...
室生犀星 「幻影の都市」
...伏見の城下町のことだっけが」杢助はだらけた調子で云った...
山本周五郎 「似而非物語」
...はだら雪のがちがちに凍った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...淀の京橋口の柳はだらりと白っぽく萎(な)えている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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