...その人物はだらしのないものになってしまうし...
上村松園 「眉の記」
...兄の方はだらしないと話しているのを聞くと...
梅崎春生 「狂い凧」
...亭主はだらしないふうで...
田山花袋 「田舎教師」
...わななく腕はだらりと垂れてしまった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...生活はだらしなくなっていった...
豊島与志雄 「オランウータン」
...胴から下はだらりと...
豊島与志雄 「霧の中」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...應擧の大作をみむとつとめて大乘寺を訪ふ菜の花をそびらに立てる低山は櫟がしたに雪はだらなり...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...彼はだらしのない髯(ひげ)を生(は)やした森本の容貌(ようぼう)を想像の眼で眺(なが)めた時...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...男のことにかけてはだらしない人で...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...「それから?」そこに彼はだらしなく胸をはだけて...
牧野信一 「熱海へ」
...俺はだらしがなかつたが...
牧野信一 「鏡地獄」
...寝床ではだらしのないすてから感じた...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...」私は川岸のはだらに消えかかった道を行った...
室生犀星 「幼年時代」
...はだら雪の人けもない曠野(こうや)を...
山本周五郎 「青べか物語」
...というのはだらしのないはなしである...
山本周五郎 「ひとごろし」
...女にはだらしがないと...
吉川英治 「私本太平記」
...帯はだらりと解けている――「まあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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