...所斑(ところはだら)な天の川と一つでいるのを眺めますと...
芥川龍之介 「邪宗門」
...金泥(きんでい)も緑青(ろくしょう)も所(ところ)斑(はだら)な...
芥川龍之介 「偸盗」
...はなはだらんぼうだが...
海野十三 「火薬船」
...露西亜人にはだらけた「心」が要るやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...ナオミはだらしない恰好(かっこう)をして...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...昨夜の酒はだらしなかつたけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...信子はだらしなく炬燵によりかかっていた...
豊島与志雄 「二つの途」
......
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...往来の向うはだらだらと南下(みなみさ)がりに蜜柑(みかん)を植えて...
夏目漱石 「草枕」
...彼はだらしのない髯(ひげ)を生(は)やした森本の容貌(ようぼう)を想像の眼で眺(なが)めた時...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...僕のまわりはだらだらと過ぎて行くばかりだった...
原民喜 「鎮魂歌」
...ときどきはだらしない恰好で歩き廻っていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...左腕はだらんと垂れている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...口髭(くちひげ)はだらんと垂れ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...両手はだらんとしているけれど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...はだら雪の人けもない曠野(こうや)を...
山本周五郎 「青べか物語」
...彼はだらりと椅子の両側へ腕を垂れ...
横光利一 「上海」
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