例文・使い方一覧でみる「はだけて」の意味
スポンサーリンク...弟は誰の神経でもいらだたせずにはおかないような鈍いしぶとさを臆面もなくはだけて... 
有島武郎 「星座」
...上ん前がはだけて膝小僧が露（あら）われるのを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...シャツの前を開けはだけて胸を露わにし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...胸ははだけていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...襟元がはだけてるので...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...胸がはだけて、血が見えていた...
直木三十五 「南国太平記」
...藍微塵（あいみじん）の狭い袷（あわせ）の胸をはだけて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藍微塵（あゐみぢん）の狹い袷の胸をはだけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「さア、親分、訊いて下さい、何でも言いますぜ、へッへッへッ」屑屋は酔いが廻ったらしく、胸をはだけて、可笑（おか）しくないのに卑屈な笑いようをしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...胸は少しはだけて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...胸をはだけて見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の襟（えり）をはだけて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ぼろぼろにほつれた毛糸の上張りの前がはだけて...
林芙美子 「瀑布」
...歩くときにはだけて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...クロースの表紙が少しはだけて中から一通の手紙が出た...
平出修 「公判」
...その像は裸体に等しく衣服の前がはだけて...
牧野信一 「疑惑の城」
...両足を踏みはだけて床の上に落した...
夢野久作 「暗黒公使」
...忽ち両脚を踏みはだけて...
夢野久作 「実さんの精神分析」
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