...日覆をはためかすのは大方蝙蝠(かうもり)の羽音であらう...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...日覆をはためかすのは...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...雷電をはためかすジュピテルらが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのあわただしく翅をはためかすのを面白く眺めてると伯母さんは後ろから肩ごしに顔をだして 黒い蝶蝶は山家(やまが)のお爺(ぢい)で...
中勘助 「銀の匙」
...その袍の袖を荘重にはためかす時...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...恋人に向ってはためかす...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...城壁を鳴りはためかす恐ろしき音響に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...宛ら入江全体藍の壺を揺りはためかす形となっている...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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