...普通の綱のやうにして掏(な)ひ合はせる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...何んだかあなたに合はせる顔もない気がします...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...客を待合はせる暫くの間(ま)を...
薄田泣菫 「茶話」
...うちの人たちは私を高等小學校に一年間だけ通はせることにした...
太宰治 「思ひ出」
...この夫婦といふ縁のある顏と顏を殊更合はせる事を避けてゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...それでもかれ等を醉はせるには十分だ...
田山花袋 「歸國」
...アキルリュウスの遣はせる其副將のしかばねを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時ヂュウス遣はせるイーリス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...世間をアツと言はせる筈だつたぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...濡れたものの乾くまで借着で間に合はせる外はなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎に言はせると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...野良犬があんな結構な香りを匂はせるもんですか」八五郎はやつきとなります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬に喰はせるほど持つてゐますよ」「そいつは豪儀だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...離屋(はなれ)へ別に住まはせることにした」「薄情な野郎だな」「一萬兩の金が目當ての入婿だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その方略をして自由自在に行はせるやうに爲ると云ふのが...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...早速木綿を買はせる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...食堂でもサロンでも私の顏をつき合はせるのは西洋人ばかり...
堀辰雄 「エトランジェ」
...朝のこころを慄はせる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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