...丹塗(にぬ)りのはげた欄干に...
芥川龍之介 「偸盗」
...そして僕の前に立っているのは、燕尾服(えんびふく)を着た、頭のはげた、もみあげの長い、そして背の高いおじさんだった...
海野十三 「海底都市」
...はげた様に隙間だらけだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...懐中(くわいちゆう)より鏡(かゞみ)を出(いだ)して鉛粉(おしろい)のところはげたるをつくろひ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...でもまあ苦(く)にもならぬやらいつきてみても年(とし)とらず赤くはげたる涎掛(よだれかけ)...
竹久夢二 「どんたく」
...おしるこのはげた塗箸(ぬりばし)をあつかいながら...
太宰治 「人間失格」
...そのはげた額を、薄い日影がテラテラ照らした...
田山花袋 「田舎教師」
...島田に結った白粉のなかばはげた田舎娘もあった...
田山花袋 「田舎教師」
...女どもはげたげた笑った...
田山花袋 「田舎教師」
...金箔(きんぱく)のはげた木のわくのうちに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...帰ってきはすまい!」彼はそのはげた頭を胸にたれ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...其後年老つて毛のはげたむく犬を實衡に送つて...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...頭のはげたその社長さんは「それはもう...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...酔つぱらひの化粧のはげた...
林芙美子 「浮雲」
...青ペンキのはげた校舎裏の土俵の日溜(ひだま)りでは...
林芙美子 「新版 放浪記」
...瀬戸のはげた古洗面器や...
久生十蘭 「キャラコさん」
...白い麻のようなのですっかりはげたのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは不死人が都から連れて来た手下の禿鷹(はげたか)...
吉川英治 「平の将門」
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