...ふくら脛(はぎ)の痒(かゆ)くなるのに閉口したから...
芥川龍之介 「海のほとり」
...南京鼠(ナンキンねづみ)上着(うはぎ)は白天鵞絨(しろびろうど)...
芥川龍之介 「動物園」
...車体はぎしぎしとこわれそうな音を立てた...
海野十三 「火星兵団」
...力いっぱいはぎとればいいんだ」なんという惨酷な命令だろうと...
海野十三 「金属人間」
...真っ白な右脚の脛(はぎ)に印せられた痣の痕を見せた...
谷崎潤一郎 「少年」
...土偶中には上着(うはぎ)の所々に赤き繪(ゑ)の具(ぐ)を付けたるも有り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...「お姉(ねえ)さんはあなたに似ていらしたの?」オリヴィエはぎくりとした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分は服部氏の庭に立つ時分尻をおろしたがそんなことには極端に無頓着な故人はぎつしり尻を捩上げた儘である...
長塚節 「記憶のまゝ」
...船室はぎつしり満員なので...
長谷健 「天草の春」
...今年は萩(はぎ)の花がおそく...
長谷川時雨 「紫式部」
...どうぞ開けてください」野田はぎょっとしたが...
平林初之輔 「五階の窓」
...守衛のものらはぎょッと入口に向って身構えた...
本庄陸男 「石狩川」
......
槇村浩 「明日はメーデー」
...あばれるな!脛(はぎ)が出らあな! 白いもの...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...継ぎはぎだらけの...
山本周五郎 「青べか物語」
...そうね」おしのはぎこちない動作で頷いた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...矢作(やはぎ)の柳堂で...
吉川英治 「私本太平記」
...金萩(かなはぎ)ヶ原(はら)から山道をふみ...
吉川英治 「新書太閤記」
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