...「直(すぐ)と風呂へはえんなよ...
芥川龍之介 「一塊の土」
...雑草が人の脊より高く生乱(はえみだ)れ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...勉強するのはえいが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...みそらの榮(はえ)を忘(ばう)じたる科(とが)によりて...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「白鳥」
...蝿(はえ)の群のように倉庫の日なたの側に集っている...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...二本はえています...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...忍びてはえこそ忘れね...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...自分らと志を同じゅうする幕僚将校の諒解(りょうかい)や支持はえたいとした...
高見順 「いやな感じ」
...突きつめて行く精力はえらいものでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...沙を掘り礁(はえ)を砕いていたが...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...「ほんまに今日はええお天気どすな」と...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...一抱えほどの幹と三抱えぐらいのとが根もとから二叉(ふたまた)になって幹にも枝にも更紗(さらさ)模様をおいたように銭苔(ぜにごけ)がはえ...
中勘助 「島守」
...彼らはえいえいと鉄条網を切り開いた急坂(きゅうはん)を登りつめた揚句(あげく)...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...生(はえ)抜きの東京女だとは言えるであろう...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...花菖蒲(はなしょうぶ)及び蝿取撫子(はえとりなでしこ)...
正岡子規 「病牀六尺」
...しきいしのあいだに草がはえていて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...5915一体あなたはえらい度胸のある人ではないか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...寝る時には何ともなかったのに夜中に頭に角がはえたなどいう話は別に事新しくもないけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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