...楽(たの)しいのんびりした空気(くうき)に浸(ひた)っていたのでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...のんびりしたものです...
太宰治 「お伽草紙」
...のんびりしたところがありました...
太宰治 「饗応夫人」
...のんびりしたところが皆無で窮屈そうである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...気楽な映画でのんびりした...
種田山頭火 「一草庵日記」
...近ごろ見たものの中では森田草平(もりたそうへい)の「のんびりした話」の中にある二三の体験記録などはいかなる点でも創作であり内容的には立派な小説でもあり戯曲でもあると考えられるのである...
寺田寅彦 「科学と文学」
...此の勇氣がなくてはとても今の世間をのんびりした氣持では渡つて行かれないらしい...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...こんなのんびりした国もあるのかと思ったことであった...
寺田寅彦 「破片」
...島村はやはりのんびりした笑顔で...
豊島与志雄 「立枯れ」
...さながら古土佐の絵巻物をひろげたようなのんびりした趣(おもむき)をこの峠の上で見出そうとは思いかけませんでしたよ」「この大菩薩の嶺からあの天狗棚山までの間の西側のスロープは...
中里介山 「山道」
...はなはだのんびりした気持になる...
服部之総 「咸臨丸その他」
...のんびりした馬鹿ばかりで腹の立つこと一と通りでない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何としても此の旅はのんびりしたい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何かたいへん気持のよいのんびりした気分のなかで...
本庄陸男 「石狩川」
...殊更らのんびりした気持ちにもなる...
牧逸馬 「運命のSOS」
...のんびりした眼付だと思ひました...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...事実いたるところにのんびりした赤毛布姿が目についた...
山本笑月 「明治世相百話」
...御陣地を窺(うかが)えばのんびりしたもの...
吉川英治 「新書太閤記」
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