...湯上りののんびりした心もちを...
芥川龍之介 「手巾」
...楽(たの)しいのんびりした空気(くうき)に浸(ひた)っていたのでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...――それほどまでにのんびりしたあたりの空気に私は包まれてゐたのだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...のんびりしたものです...
太宰治 「お伽草紙」
...のんびりしたゆとりのある調子なのである...
太宰治 「パンドラの匣」
...いかにものんびりした光景で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...四方山話でのんびりした...
種田山頭火 「其中日記」
...妙にのんびりした閑寂の別天地である...
寺田寅彦 「伊香保」
...珍しくのんびりした心持になった...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...浦上は手足ののんびりした...
徳田秋声 「縮図」
...至ってのんびりした老学者で...
豊島与志雄 「失われた半身」
...この上もなくのんびりした秋のある日の夕刻です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この上もなくのんびりした秋のある日の夕刻です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江の中の筏憩へる小景に女もまじり懐かしきかな大陸の大きな河を流れる筏は頗るのんびりしたもので...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...のんびりしたエッセイと...
堀辰雄 「春淺き日に」
...何かたいへん気持のよいのんびりした気分のなかで...
本庄陸男 「石狩川」
...それでものんびりした気持で濡れて待っていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何だかタヨリナイような――可笑(おか)しいような――自烈度(じれった)いような――のんびりしたような――面白いような――馬鹿馬鹿しいような――有意義なような――無意義なような――...
夢野久作 「鼻の表現」
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