...蟻達ののろまな牝牛を荒らすところから...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そんなのろまな男はなかろうよ」「どうせ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...」しかられて、助手は、首をかしげながら、のろまな声で、答えました...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...のろまな妻は列車の横壁にかかってある青い鉄札の...
太宰治 「列車」
...のろまなような田舎巡査とが...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...のろまな巨大な石の空洞(くうどう)であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...のろまな手付で岡持の蓋をあけ...
永井荷風 「勲章」
...のろまな奴だな」「これは恐れ入りますな...
中里介山 「大菩薩峠」
...時勢に適応するには余りにのろまな・人と交際するには余りに臆病な・一介の貧書生...
中島敦 「狼疾記」
...のろまな連中が遅れてやってくる...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...のろまな足どりで檻から檻へと足を曳(ひ)きずったりしている...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...なんてのろまな子だろう...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...人間どもがのろまな動物のからだをふみつけないようにしてくれないものかなあ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「白ヘビ」
...のろまな返辞がする...
吉川英治 「新書太閤記」
...のろまな啼き声が長く聞えた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...のろまな警吏(やくにん)だ」と...
吉川英治 「親鸞」
...こんなのろまな動きしかできないのらしい...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...「どうなされたのだろう?」のろまな声をして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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