...へん、鈍漢(のろま)...
泉鏡花 「婦系図」
...Kでも、Yでも、Hさんでも、Dはうろうろ、Yのばか、善四郎ののろま、Y子さん...
太宰治 「HUMAN LOST」
...あの利口な国民がこのうえなしにのろまな国民を征服して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...のろまな巨大な石の空洞(くうどう)であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この紙屑買ののろま清次は...
中里介山 「大菩薩峠」
...のろま清次の仕事を脅(おびやか)す結果になったとは自ら知らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...紙屑買ののろま清次は水たまりのところまで息せき切って避難してみたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...のろまの清次の講談師以上の雄弁を聞かせられながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...三十九こうして、がんりきと、のろまの清次は、飛騨の国の境を出で、その晩に、竜之助と淫婦のお蘭が一夜を明かした本陣の宿まで来てみたが、がんりきは、そこで得意の一応の偵察を試みたけれども、ここで、幾日か前の晩、女が一人、吊(つる)し斬りにされたという噂(うわさ)もない...
中里介山 「大菩薩峠」
...死んだが何よりましだよチャカポコ チャカポコチャカポコ チャカポコ阿波の野呂麻(のろま)も...
中里介山 「大菩薩峠」
...」五のろまで愚図(ぐず)の悟浄(ごじょう)のことゆえ...
中島敦 「悟浄出世」
...のろまな哀願的人物である...
中島敦 「光と風と夢」
...のろまな連中が遅れてやってくる...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...山川のようなのろまに...
久生十蘭 「蝶の絵」
...天保調はのろまが袴(はかま)を横に穿(うが)ちて祭礼の銭(ぜに)集めに廻るが如し...
正岡子規 「俳諧大要」
...のろまども...
宮沢賢治 「カイロ団長」
...塩田良三(りょうさん)が野呂松(のろま)狂言を演じ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...少しのろまでも愛情のある娘ですよ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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