...じめじめした穴蔵のろうやへエリーザは押し込められました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...倭文子と茂少年のろう人形がまぼろしのように浮かんでいた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...きみは、このろうやから、一歩も出られなかったじゃないか...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...あのろう細工のような...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...其老人(そのろうじん)間(ま)もなく死(し)んだので...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...そなたもながのろうじょうでさぞくろうをしたことだろう」と...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...グリゴリイ・ワシーリエヴィッチは僕が自分の誕生をのろうからといって『おまえはあの女の子宮を破ったんだ』なんてとがめるんです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その歌はナポレオン再挙の百日をのろうために作られたもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おじさんの おひざに のろうっと」こう言って柔らかいジャスパーの膝に乗って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...あのろうかのついた美しい船の白鳥号を見たことはないか――だれもそれを見た者はなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...六本のろうそくの光の中に立った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...二十本から三十本ばかりのろうそくが燃えていて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...到る所に貴女のろうたきいきどおりとでも云うべきものが感じられるのは...
宮本百合子 「大橋房子様へ」
...何ものであるかを名のろうとしない人を恨めしがっていろいろと言っておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何本かのろうそくのやうに見えることだ...
室生犀星 「帆の世界」
...諸君は彼らの記憶の幸運をのろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...王さまはそれにとびのろうとする...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「忠義者のヨハネス」
...十六か七ぐらいのろうたけた令嬢としか見えなかった...
夢野久作 「鉄鎚」
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