...出来るか出来ないか、のるかそるか、自分の一生を棒に振るかも知れないが、兎に角やつて見やう』かう言つて机にかじりつくやうにして本を読んだり筆を執つたりして来た...
田山録弥 「小説新論」
...沢屋に取ってはのるかそるかの大仕事...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...のるかそるかというときである...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...それではまず、のるかそるか、秋まで見ててくれ...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...かれらものるかそるかで松平伊豆のふところへとびこんだ」こちらで聞いていながら...
山本周五郎 「風流太平記」
...それで今夜はのるかそるか...
横光利一 「上海」
...のるかそるかの一戦をこころみ...
吉川英治 「三国志」
...のるかそるかの大勝負だ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...のるかそるかは俺(おれ)のこと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...のるかそるかの乾坤(けんこん)一擲(てき)となるだろう」ひとりでに身ぶるいの出るような張合いが...
吉川英治 「新書太閤記」
...のるかそるかの一擲(いってき)を賭(か)けて――越中魚崎での対上杉軍との戦場を捨て――急遽(きゅうきょ)...
吉川英治 「新書太閤記」
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