...海苔巻(のりまき)や...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...「この御馳走は家から拵(こしら)えて来るんですか」要は彼女が小皿の上へ取ってくれる玉子焼の海苔巻(のりまき)をつまみながら云った...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...玉子焼きだの海苔巻(のりまき)だの似たようなものばかりじゃないですか...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...先生が海苔巻(のりまき)にはしをつけると自分も海苔巻を食う...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...干瓢(かんぴょう)の代りに山葵(わさび)を入れた海苔巻(のりまき)を出した...
永井荷風 「深川の散歩」
...「海苔巻(のりまき)なら身体(からだ)に障(さわ)りゃしないよ...
夏目漱石 「道草」
...よく小さな葉っぱが海苔巻(のりまき)のように巻かれたまま落ちていますが...
堀辰雄 「美しい村」
...海苔巻(のりまき)なんぞを無理に詰めこむのだった...
堀辰雄 「幼年時代」
...さアじゃ出かけようと今のりまきをつくる御飯たいているわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...第四十四 肥前の押鮨(おしずし)鮨と申せば普通の海苔巻(のりまき)や五目鮨は夏の巻の本文に委(くわ)しく出ておりますからここには変ったものを出しましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...どろだらけののりまき1にはとりさんと あひるさんは お母さんに おごちさうをこしらへていたゞいて 野原へあそびに出かけました...
村山籌子 「あひるさん と にはとりさん」
...おごちさうは 両方とも 同じのりまきだといふことだけわかりましたが おなかがすいてゐても たべることが出来ません...
村山籌子 「あひるさん と にはとりさん」
...海苔巻(のりまき)の鮓を頬張りながら...
森鴎外 「百物語」
...おりつとおゆうとで握り飯や海苔巻(のりまき)をつくり...
山本周五郎 「ちいさこべ」
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