...音ある静かさの間に啄木鳥(きつつき)とむささびがかっかっと聞こえ...
有島武郎 「フランセスの顔」
...赫々(かっかっ)逆上(のぼせ)ますほどなんですもの...
泉鏡花 「浮舟」
...炭火(すみび)がかっかっとおこっていて...
海野十三 「少年探偵長」
...ドストエフスキイふうのはげしく錯乱したあなたの愛情が私のからだをかっかっとほてらせた...
太宰治 「川端康成へ」
...思い設けぬこの恥辱のために満身かっかっとほてって...
太宰治 「二十世紀旗手」
...かっかっと熱いので...
太宰治 「美少女」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...かっかっと燃え上る火に...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...小使室には大きな囲爐裏(いろり)に火がかっかっと起こって...
田山花袋 「田舎教師」
...火鉢には火をかっかっと起こしておいた...
田山花袋 「田舎教師」
...石炭ストーヴがかっかっと燃えてあたたかい部屋だった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私は火鉢のかっかっと熾(おこ)った火に灰をかぶせて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ストーブにはかっかっと石炭が燃えている...
平林初之輔 「ホオムズの探偵法」
...日が砂地にかっかっと照っている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...午(ひる)過の日のかっかっと照っている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...挑みかけられているような気がしてきて身内がかっかっと熱し...
矢田津世子 「女心拾遺」
...おれはこのままで自分を抑えつけていれば発狂するかもしれない)かっかっと耳たぶは血で熱くなるばかりだった...
吉川英治 「親鸞」
...炭火はかっかっとおこっている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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