...つまり首に相当するところに太いマフラーのようなものを巻いていた...
海野十三 「火星探険」
...長い手のようなものがぶらぶらしているのが見えたが...
海野十三 「火星兵団」
...つまり地の底の墓場のようなものさ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...藁のようなものは冷えやすいから露も多くつくが...
寺田寅彦 「歳時記新註」
...水母の背中のようなものが無数にあって...
豊島与志雄 「自由人」
...宛も風のまにまに漂う水草のようなものである...
豊島与志雄 「生活について」
...番頭のようなものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...私はあんた達の言うところの芸術家のようなものだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...おれと貴様の間には感応し合う電気のようなものがあるのかも知れぬな」といった...
久生十蘭 「黒い手帳」
...紹介状のようなものでも貰おうと考えていたのである...
久生十蘭 「新西遊記」
...あまり見かけない絵入りのカタログのようなものがあるので...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...丁度あの重屈折をする方解石のようなものを通して見たかのように...
堀辰雄 「恢復期」
...自分のうちにおのずから故しれぬ郷愁のようなものが生れてくる...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...今は大敵のようなものがいる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...もしそれらがただ波や風のようなものにすぎないならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しばしばそれを一種の漆喰(しっくい)のようなものでとめてあるのでちょっと手で動かそうとしても動きはしない...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...どのようなもので御座いましょうか」今度は吾輩が驚いた...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...禿谷(かむろだに)の講堂にも霧のようなものが流れこんできた...
吉川英治 「親鸞」
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