...のみならず頭がふらついて来ても...
芥川龍之介 「百合」
...これ爾に対して罪なるのみならずわが夫に対して不貞なればなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...多くの女工と共に働かされたのみならず...
徳田秋声 「あらくれ」
...長井の徒のみならず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...のみならず、終日書斎に起臥して、滅多に外出することもなかった...
豊島与志雄 「人の国」
...その頃は庭のみならず折々は門を出で家の近くをも散歩に出掛けました...
永井荷風 「監獄署の裏」
...一体このオペラ館のみならず...
永井荷風 「勲章」
...艇庫の上のみならず...
永井荷風 「向島」
...ツルリツルリと抜けられてしまうのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...のみならず、あるものは見方読方ではどっちへでも編入のできるものも生ずるはずであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...のみならず作物の価値から云ってもこの系統に属する方が優(まさ)っているようであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...のみならず満鉄公所へ御馳走を受けに行けば...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...それのみならずあの人は特殊な人で...
夏目漱石 「模倣と独立」
...――これは主人に見付かると必ずどやされる危険があるのみならず...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...愚民の先をなすのみならず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その少年のみならず...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...彼はより多量の貨幣に対してのみならず貨幣が購買し得るあらゆる貨物のより多量に対しても支配権を有つからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...レアンはこの建築のために多額の寄附をしたのみならず...
和辻哲郎 「鎖国」
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