...長閑(のどか)だつたのにもよるだらうが...
芥川龍之介 「本の事」
...一日のどかにお日さまの光をあびる...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「ひこうかばん」
...殿様や若旦那の長閑(のどか)な顔が曇らぬように...
谷崎潤一郎 「刺青」
...のどかな暖かい日の下に遊んで居る...
谷崎潤一郎 「少年」
...何とのどかなもんじゃあないか」「のどかですねえ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...のどかなものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...長閑(のどか)にお経を見ているようであったから...
中里介山 「法然行伝」
...のどかなる日影に...
夏目漱石 「野分」
...長閑(のどか)な春の夕暮を煙草にしていた平次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朗かな朝陽が長閑(のどか)に光っているところ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「のどか」も好評...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...けふは此(この)頃にはめづらしく日影あたたかに久堅(ひさかた)の空晴渡りてのどかなれば...
正岡子規 「曙覧の歌」
...春の花を誘う夕風がのどかに吹いていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今回の事件に大関係ありと目さるる狭山九郎太氏は今朝来いずれへか外出しおり柏木の自宅には親戚と称する盛装の二婦人が留守居して長閑(のどか)に紅茶を啜りおるのみ...
夢野久作 「暗黒公使」
...長閑(のどか)な雲のように微妙な線を張って歪(ゆが)んでいた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...なんとなく心を和(なご)まされる長閑(のどか)な三絃の音が...
吉川英治 「江戸三国志」
...のどかなウナリを揚げております...
吉川英治 「江戸三国志」
...こののどかな社頭(しゃとう)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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