...のどからほとばしりました...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...朗々(のどか)なる窓(まど)のもとに書読(ふみよむ)をりしも遙(はるか)に※哥(そりうた)の聞(きこゆ)るはいかにも春めきてうれし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...のどかな小春日和になった...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...すうと十秒くらいの間に舞台を通り抜けてしまうとはじめてほっとして「試験」のすんだのどかさを味わうであろう...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...新吉は何だか長閑(のどか)なような心持もした...
徳田秋声 「新世帯」
...鄙(ひな)びて長閑(のどか)な鶏の声...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...牛の牟々(もうもう)程農村を長閑(のどか)にするものはありません...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...たなびく靄(もや)は長閑(のどか)に...
夏目漱石 「草枕」
...三人は飯の済むまで無邪気に長閑(のどか)な話をつづけた...
夏目漱石 「門」
...思いわずらったりするようなことは何ひとつないのだというようなのどかな気持になるのだった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...如何にものどかな磯の景色が絵のやうに浮ぶではないか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「のどか」「ガラマサ」共に...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いかにものどかな午後の日の中の山茶花垣のひとつづきを歩きながら圓朝は...
正岡容 「小説 圓朝」
...長閑(のどか)らしく...
宮本百合子 「暁光」
...いささかの陰翳(かげ)もなく調和し 活力を増し箇性を のどかに 発育させる...
宮本百合子 「五月の空」
...いかにものどかな声であったが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...さも知らぬふりで少し俯向き加減なのどかな様子のまま爪を磨いた...
横光利一 「旅愁」
...オールの唄(うた)のどかに...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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