...開業当初(のっけ)に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...」と最初(のっけ)から掛構(かけかま)いなくおっしゃって...
泉鏡花 「薄紅梅」
...」とのっけから、「ちょいと旦那(だんな)、この敷石の道の工合(ぐあい)は、河岸じゃありませんね、五十間...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...その上に左足をのっけていた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...そんな汚ねえ炭なんかのっけたら罰があたるよ」汽缶車は...
竹久夢二 「玩具の汽缶車」
...お頼みしたいことができましてね……実はわたし共の頸(くび)飾りが昨夜(ゆうべ)盗難にかかりましてね」というのっけからの挨拶(あいさつ)であった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...帽子をひょいと頭にのっけて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...のっけから喧嘩なんかするのよしましょう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一匹の仔猿がそれを奪って、枯木の枝に逃げのびると、くしゃくしゃなまま、頭にのっけ、眼をぱちくりやり、とんきょうな顔で、見物人たちの方を眺める...
豊島与志雄 「オランウータン」
...下男風な丁髷(ちょんまげ)をのっけた男がはいって来た...
林芙美子 「新版 放浪記」
...まるで頭の上は果物籠をのっけたような感じ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...梅島がのっけから活躍で嬉しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「お化け」ののっけから「涼風」までよく笑ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...のっけから委員会を支配し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...今江井が又のっけて中川へ届けに出かけたところです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「孤児マリイ」にふれて私の書いたブックレビューが長い全部のっけてある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ちょいと片っぽの足をのっけると...
柳田国男 「雪国の春」
...多少は覚えがあるか」とのっけから蔑(みくだ)していた...
吉川英治 「剣難女難」
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