...のっけから鼻で笑ったと云います...
芥川龍之介 「妖婆」
...どうせ鼻をあかさせるならのっけからあかさせてやろう...
有島武郎 「或る女」
...開業当初(のっけ)に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...のっけから検束するなどとわめき立てました...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...頭にはおそろしく時代がかったシルクハットをちょこんとのっけていた...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...彼は自分を殺した人間の膝にのっけて横っていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その上に左足をのっけていた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...左の線路に頸をのっけて...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...薔薇(ばら)のような花の咲いた鉢(はち)をのっけ...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...時々朽ちた切株に頭をのっけて...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...この首をのっけてしまわねばならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...帽子屋さんはそれを人差指(ひとさしゆび)のさきにのっけて...
新美南吉 「手袋を買いに」
...ひと摘みほどのちょん髷をのっけた白髪のおじいさんが上端(あがりはな)までころげ出して来て...
久生十蘭 「生霊」
...梅島がのっけから活躍で嬉しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...まっすぐにあるけない様な気持で下を見つづけて家にかえるとすぐ机に頭をのっけて雨の音を遠く近くききながら寝るとはなしにうっとりして居た...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...生の玉葱うすく切ってのっけてたべましたから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一つの湖(みずうみ)ぜんたいをのっけることができるくらいです...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ペール・オーラよりもずっと小さいものをのっけています...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
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