...蚯蚓(みみず)のようにのたくるのを撮(つま)んじゃ食い...
泉鏡花 「薄紅梅」
...海蛇ののたくるようについて来るだ...
泉鏡花 「海異記」
...大きな青大將の大地をのたくる樣に思はれた列車が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...波ゆきかへりのたくる日...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...蛇が墓石の間を縫うてのたくる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...波状を描(か)いて蛇の様にのたくる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...波状を描いて蛇の樣にのたくる...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...棺臺(くわんだい)を透(す)かして人(ひと)が之(これ)を覗(うかゞ)へば恐怖(おそれ)を懷(いだ)いて少(すこ)しづゝのたくるのであつた...
長塚節 「土」
...時々蛇がのたくるような形をして...
中谷宇吉郎 「泥炭地双話」
...図書館の横をのたくるように正門の方へ出ると...
夏目漱石 「三四郎」
...文字をのたくるような器用なやつは生憎(あいにく)ここにはいあわさねえ」よせばいいのに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...蛇のようにのたくるという風にして...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...のたくるものが日向にうごめき出た...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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