例文・使い方一覧でみる「のそん」の意味
スポンサーリンク...それ故（ゆゑ）に海上（かいじよう）に浮（うか）んでゐる船舶（せんぱく）には其存在（そのそんざい）又（また）は進行（しんこう）が分（わか）りかねる場合（ばあひ）が多（おほ）い... 
今村明恒 「地震の話」
...良人のそんな癖を治そうとして...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...私は彼女のそんな顔つきを未（いま）だかつて見たことはありませんでした...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...」良一は川村さんのそんなところを初めて見たし...
豊島与志雄 「椎の木」
...」――さう云はれてみれば今でも自分のそんな癖はあつて...
中原中也 「一つの境涯」
...何のそんな事で私が放蕩（のら）のやむ事か...
樋口一葉 「十三夜」
...何のそんな事で私が放蕩のやむ事か...
樋口一葉 「十三夜」
...今どきのそんじよそこいらの祭司の息子などは裸足で逃げ出してしまふくらゐ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...彼女のそんな擧動（ふるまひ）は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私のそんな怪（あや）しげな地図の上に熱心に覗（のぞ）き込んでいる彼女の横顔をしげしげと見ながら...
堀辰雄 「美しい村」
...……そうして私はあの方のそんな一人よがりをお責めしたい気もちで一ぱいになっていた...
堀辰雄 「菜穂子」
...よく顔をみているときりぎりすのそんな食べものに取りついているときは...
室生犀星 「螽※［＃「虫＋斯」、第3水準1-91-65］の記」
...彼のそんな考えは妻を可憐とも美しいとも...
室生犀星 「津の国人」
...長崎に真野遜斎（まのそんさい）と云ふものがあつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あの人のそんなウソのなかにしか...
山川方夫 「トンボの死」
...彼のそんな気がかりは...
吉川英治 「私本太平記」
...とまれ古くから山伏類似のそんな不動行者もあって諸国の山川（さんせん）を跋渉（ばっしょう）していたにはちがいあるまい...
吉川英治 「私本太平記」
...良人のそんな道化は...
吉川英治 「新書太閤記」
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