...のけぞる位に駭(おどろ)いた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...その血溜りの真ン中へのけぞるように倒れた人は...
大阪圭吉 「三狂人」
...部屋の中央にのけぞるように倒れている亜太郎の前には...
大阪圭吉 「闖入者」
...「げえっ!」とのけぞる...
太宰治 「酒の追憶」
...のけぞるほどに、ぎょっと致しました...
太宰治 「葉桜と魔笛」
...石川は一眼見てのけぞるほど驚いた...
田中貢太郎 「唖娘」
...総領女はのけぞる程に驚いたが...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...のけぞるようにして驚いた...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...擦(す)れちがいざまに顔をのけぞるようにして僕たちをまじまじと眺める...
田畑修一郎 「石ころ路」
...ぐっとのけぞるように...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...のけぞるやうにして...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...まっこうに鳩尾(みぞおち)のあたりをやられて、「うむッ」と、のけぞる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...いきり立っていた吉原兵太郎はのけぞるほどひき戻された...
本庄陸男 「石狩川」
...ひどくのけぞる様な格好でユツクリ歩いて来る人の姿...
三好十郎 「おスミの持参金」
...小柄で額を切られてアッとのけぞる...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...のけぞるばかり駈けつづいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ウームと弓形(ゆみなり)にのけぞる弾(はず)み――行燈の腰へ縋(すが)った共仆(ともだお)れに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...のけぞるばかりに気を消した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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