...鼠(ねずみ)をねらう子猫のようなかっこうに見えました...
海野十三 「怪塔王」
...これはそういう血みどろなところをもって読者をねらうスリラー小説...
海野十三 「金属人間」
...私が古なじみの雑仕婦の欲心と弱き女性の同情をねらうことを知らなかったなら...
海野十三 「放送された遺言」
...その倭文子さんの命をねらう犯人だとは...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...宝石や美術品ばかりねらうのは...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...曲者出会え! そのほうのつけねらう左近将監のほうより礼にまいったぞ! 出会え! 母のかたきを討ちにまいったるぞ! 出会え!」よばわりよばわり...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...この競技は速度最小という消極的なレコードをねらうところに一種特別の興味がある...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...膳(ぜん)の上のものをねらうような事も決してしないのである...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...人の懐をねらうだけあって...
直木三十五 「南国太平記」
...また左からねらうものもあるけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...「一途(いちず)にこうして鏃ばかりでねらうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...天井裏の鼠をねらうように...
中里介山 「大菩薩峠」
...朕の国をねらう敵艦隊を打ち滅ぼすことに努力しなければならない...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...阿賀妻の身辺をねらうものありという悪い噂に警戒するのがその一つであった...
本庄陸男 「石狩川」
...的のずっと上の方をねらうからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこが武家操縦をねらう公卿のツケ目でもあり...
吉川英治 「私本太平記」
...この鷲(わし)をねらうやつがある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ロシア人の心があたかも獲物をねらう鷲のごとくこの力をねらっているように感じるだろう...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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