...涅槃(ねはん)経に「善男子正法を護持せん者は五戒を受けず威儀を修せずして刀剣弓箭鉾槊(きゅうせんぼうさく)を持すべし」「五戒を受持せん者あらば名づけて大乗の人となすことを得ず...
石原莞爾 「最終戦争論」
...闇の涅槃(ねはん)に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...特に印度(インド)大幻夢涅槃(ねはん)の妙説なりけり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...佛陀が涅槃(ねはん)の同じ日に息を引き取つたさうだが...
薄田泣菫 「久米の仙人」
...この涅槃(ねはん)の証(さとり)へ達するには...
高神覚昇 「般若心経講義」
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高見順 「死の淵より」
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竹内浩三 「口業」
...芝(しば)の増上寺(ぞうじょうじ)の涅槃会(ねはんえ)へ往っていた権八郎がその夜霍乱(かくらん)のような病気になって翌日歿くなり続いて五月二十七日になって女房が歿くなった...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...空死を涅槃(ねはん)とし...
田山録弥 「雨の日に」
...心中を涅槃(ねはん)にくつつけたやうなところがあるが...
田山録弥 「西鶴小論」
...涅槃(ねはん)であり天国である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...涅槃会(ねはんゑ)の日には燻(くす)ぼつた寝釈迦さんの軸をかけ...
中勘助 「銀の匙」
...大恩教主の秋の月は涅槃(ねはん)の雲に隠れ……」勧進帳の読上げも凜々(りんりん)たる調子を張って...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏教の涅槃(ねはん)を想い起こす...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...今や涅槃(ねはん)の境に入って...
穂積陳重 「法窓夜話」
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三好十郎 「捨吉」
...私を棄て慾を去り二元を越えた究竟の境地を「涅槃(ねはん)寂静」と呼び...
柳宗悦 「民藝四十年」
...このまま涅槃(ねはん)に入るかのようじゃ」手枕をかえた機(しお)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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