...ねんごろに勲功をねぎらはれた...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...値切(ねぎり)倒して私と二人で合乗(あいのり)して行くと...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...老禰宜(ろうねぎ)の太鼓打(うち)居(お)る祭かな大正十三年五月十九日 発行所例会...
高浜虚子 「五百句」
...たのまれて、うん、ねぎを五銭だね、と首肯し、ばかなやつ、帯をしめ直して、何か自分がいささかでも役に立つことがうれしく、いそいそ、風呂敷もって、買い物に出かける...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...明日(あした)まで置(お)いてくろうな」おつたは始終(しよつちう)笑顏(えがほ)を作(つく)つて居(ゐ)る處(ところ)へ南(みなみ)の女房(にようばう)は葱(ねぎ)を一束(ひとたば)藁(わら)でくるんだのを抱(かゝ)へて來(き)た...
長塚節 「土」
...小女が台所で玉葱(たまねぎ)を油でいためている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...札荅蘭(ジャダラン)族を種子切(たねぎ)れにしてやるのだ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...それで一座(いちざ)の役者の芸(げい)は種切(たねぎ)れであった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それを五合の水へ入れて玉葱(たまねぎ)と人参(にんじん)を少し加えて四時間ほど弱い火で煮て折々アクを取りて二合五勺に煮詰めます...
村井弦斎 「食道楽」
...不眠症の人が玉葱(たまねぎ)の切ったのを枕元へ置くとよく眠られるというのも同じ事だ...
村井弦斎 「食道楽」
...これを炊きたての熱い御飯へかけて薬味には葱(ねぎ)に陳皮(ちんぴ)に焼海苔(やきのり)に紅生姜(べにしょうが)なぞの細かく刻んだものと紫蘇(しそ)の実なぞを入れよく掻き混ぜて食べますとどんなに美味しゅうございましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...そして、窓ぎはの所まで来ると一緒に、ベツドは、急に、パンとひつくりかへつて、そのはずみに、玉ねぎさんは、窓の外へ投げ出されてしまひました...
村山籌子 「川へおちた玉ねぎさん」
...一人を禰宜(ねぎ)卜部と号するとあって...
柳田国男 「海上の道」
...曹操はなお犒(ねぎ)らった...
吉川英治 「三国志」
...禰宜(ねぎ)(神職)の振る鈴の音(ね)...
吉川英治 「私本太平記」
...遠路をねぎらう饗応(きょうおう)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...軍を犒(ねぎら)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...まるで自分のことのように犒(ねぎら)いながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索