...吾々には非常なねうちのある強い抵抗力を持つてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...これはどんな値打(ねうち)のあるものですか」少年は...
海野十三 「少年探偵長」
...おそろしいねうちがあるのです...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...ねうちがあるのです...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...おそろしいねうちのある暗号だなんて...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...たいしてねうちのあるものではありませんが...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...善意に笑うだけの価値(ねうち)は十分あると思う...
夏目漱石 「坑夫」
...――自分は米のねうちといふものを知つてゐるのです...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...米のほんたうのねうちを知らないのです...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...さすれば此歌(このうた)は無心(むしん)に書(か)きたるものにて半文(はんもん)の價値(ねうち)もあらず...
樋口一葉 「曉月夜」
...他人のことに興味などを持ちたがらないのが自分のねうちだとさえ思っているのだが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...喧嘩をしてやるほどのねうちのあるやつでないと思うと...
久生十蘭 「だいこん」
...「隣組」の実際的なねうちは...
宮本百合子 「漁村の婦人の生活」
...プロレタリアの運動の価うちと勉のねうちがいつしか身にしみこみすぎている...
「小祝の一家」
...勉強などでも勉強して見ると猶ねうちが分るというのは面白いこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まじめ顔をされてはかえってお価値(ねうち)も下がるだろうが」などと陰口(かげぐち)をしながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...祝うねうちがあるとは思わないか」――もはや御万代...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その中で最もねうちある資本が...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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