...学問(がくもん)智識(ちしき)は富士(ふじ)の山(やま)ほど有(あ)ツても麺包屋(ぱんや)が眼(め)には唖銭(びた)一文(いちもん)の価値(ねうち)もなければ取ツけヱべヱは中々(なか/\)以(もつ)ての外(ほか)なり...
三文字屋金平 「為文学者経」
...これはどんな値打(ねうち)のあるものですか」少年は...
海野十三 「少年探偵長」
...ひじょうにねうちのある宝石だから...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...一億円のねうちのものを...
江戸川乱歩 「大金塊」
...また峰中(みねうち)の山ぞひに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...「それでは一身代位のねうちはありませうね...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...二十万フランぐらいの価値(ねうち)はありまさあね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三フランの価値(ねうち)もない古帽子...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一文のねうちもない藁屑(わらくず)のようにそれらをへし折ってしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...毎日変ったものを見せられるところにねうちがあるのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...――自分は米のねうちといふものを知つてゐるのです...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...キナ臭くなるように背打(みねうち)を喰(くら)わせ...
野村胡堂 「十字架観音」
...分厘(ふんりん)の價値(ねうち)も無(な)しと...
樋口一葉 「たけくらべ」
...これのみにても寄りつかれぬ價値(ねうち)はたしかなるに...
樋口一葉 「ゆく雲」
...プロレタリアの運動の価うちと勉のねうちがいつしか身にしみこみすぎている...
「小祝の一家」
...考えるねうちがあると思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...杉が自身の杉のねうちと分限を学び...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人間一代を棄てるねうちがあるかも知れぬ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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